「最近ネット遅くない?」それ、Wi-Fiの世代が古いせいかも
「最近ネットが遅く感じるんだよなぁ…」。動画が止まったり、家族が同時に使うと反応が鈍くなったり。Wi-Fiルーターの世代が原因の一つになることはありますが、買い替えだけで必ず解決するわけではありません。
この記事では、Wi-Fi規格の違いと、今のルーターを買い替えるか判断する順番を説明します。最初に有線・無線、場所、時間帯を比べると、不要な買い物を減らせます。
2026年9月9日確認。商品紹介には広告リンクを含みます。掲載機種の実測レビューではなく、仕様と選び方の解説です。
なんで最近ネットが遅い?通信速度が頭打ちになる理由
通信は「契約回線 → ONU・ホームゲートウェイ → ルーター → Wi-Fi・LANケーブル → スマホやPC」と通ります。途中のどこかが遅いと、ルーターの規格だけを新しくしても速度は伸びません。

■ 有線と無線で速度に差がある理由
同じPC・同じ測定先・近い時間帯で比べます。有線は速くWi-Fiだけ遅い場合、無線区間を優先して確認します。ただし、ルーターの故障と断定せず、距離・干渉・端末側の対応規格も調べましょう。
| 比べた結果 | 次に確認すること |
|---|---|
| ルーターの近くは速く、離れると遅い | 置き場所、壁・階数、必要に応じてメッシュや有線の追加アクセスポイント |
| 有線・無線とも夜だけ遅い | 同時通信、回線側の混雑、プロバイダーの障害情報 |
| 一台だけ遅い | その端末の規格、更新、VPNやバックグラウンド通信 |
| どの端末も常に遅い | 契約速度、WAN/LANポート、ケーブル、接続設定 |
■ 2.4GHzと5GHzの違いを理解しよう
| 周波数帯 | 使い分けの目安 |
|---|---|
| 2.4GHz | 比較的遠くまで届きやすい一方、周囲のWi-Fiや電子レンジなどの影響を受けることがある |
| 5GHz | 近距離の高速通信に向くが、壁や距離によって電波が弱くなることがある |
同じ場所で対応する帯域を切り替え、実際の使い心地を比べてください。自動選択の動作は機種・設定によります。参考:TP-Linkの2.4GHzと5GHzの説明。
■ 接続台数が増えると処理が追いつかない
台数だけでなく、動画視聴やバックアップなどの通信量も影響します。Wi-Fi 6のOFDMAなどは複数端末での通信効率を改善する仕組みですが、端末側の対応や環境次第です。「接続可能台数」が、その全台で高速通信できる保証ではありません。
Wi-Fiの種類ってなに?規格で通信速度が変わる!
2026年時点ではWi-Fi 6に加え、6E・7対応製品もあります。まずルーターと普段使う端末の両方の仕様を確認しましょう。
| 呼び方 | 規格・帯域の目安 | 選ぶときの見方 |
|---|---|---|
| Wi-Fi 4 | 802.11n/2.4・5GHz | 古い機器。実際の帯域は機種による |
| Wi-Fi 5 | 802.11ac/5GHz | 用途に十分でサポート中なら、年式だけで交換する必要はない |
| Wi-Fi 6 | 802.11ax/2.4・5GHz | 対応端末が多い家庭で比較候補になる |
| Wi-Fi 6E | 802.11ax/6GHzを追加 | 6GHzを使うには端末側も対応が必要 |
| Wi-Fi 7 | 802.11be/2.4・5・6GHz | 製品ごとに帯域・ポート・機能が異なる。6GHz非搭載機もある |
表は規格の整理です。製品に載る複数帯域の合計速度は、スマホ一台のインターネット速度ではありません。端末のアンテナ数やチャンネル幅、設置環境でも変わります。Wi-Fi 7の対応条件に関するメーカーFAQも確認してください。
光回線でも遅い!?それ、Wi-Fiルーターがボトルネックかも
光回線の最大速度は契約によって異なり、その数値が常に出るわけではありません。たとえば1Gbpsを超える回線でも、途中に1Gbpsまでのポートがあれば、その接続が上限になります。WAN側だけでなく、LAN側・PCのLANアダプターまで確認します。
IPv6 IPoEも、単に「IPv6対応」と書いてあればよいわけではありません。契約先が指定する接続方式とルーターの対応表を照合してください。設定の順番はルーターの接続・設定ガイドにまとめています。
速度より「何度も切れる」のが困りごとなら、Windowsの無線接続履歴を調べる方法から、切断時刻や症状を記録すると相談にも使えます。
おすすめのWi-Fiルーター(初心者向け)
候補:TP-Link Archer AX23V
旧記事ではArcher AX23を紹介していましたが、掲載していた販売リンクが開けなくなっていたため、販売を確認できたArcher AX23Vを比較候補にしました。末尾の「V」まで型番を確認してください。
メーカー仕様はWi-Fi 6、5GHz最大1201Mbps・2.4GHz最大574Mbps。有線はギガビットWAN×1・LAN×4で、Tetherアプリから設定できます。これらの無線速度は規格上の値で、家庭での実測値ではありません。出典:Archer AX23V公式製品ページ。
1Gbpsクラスの有線接続と2.4・5GHzを使う構成の候補です。6GHzを使いたい人、1Gbpsを超える有線通信が必要な人は、対応する別機種と比較してください。間取り表示だけで全室の速度は判断できないので、設置場所や中継方法も検討します。
価格・在庫は購入先でご確認ください。速度低下の原因が回線側や端末側なら、この機種へ替えても改善しないことがあります。
買い替えのタイミングと見極め方
| 買い替えを検討する状況 | 先に確かめたいこと |
|---|---|
| メーカーのサポートが終了した | 型番別の更新提供・サポート情報 |
| 必要な速度・接続方式に対応していない | 契約回線、端末、ポートの仕様 |
| 再起動や切断を繰り返す | 電源、通風、ファームウェア、回線障害 |
| 部屋による電波差が大きい | 移設で改善するか。メッシュ・有線増設との費用比較 |
「3年使ったから必ず寿命」とは決められません。交換時はプロバイダーの接続情報と現在の設定を控え、動作確認が終わるまで旧ルーターを初期化せず保管すると戻しやすくなります。
まとめ|買い替え前に原因と対応規格を確認
Wi-Fiの世代は大切ですが、遅さの原因は一つではありません。有線・場所・時間帯・端末を比べ、無線性能が不足していると分かってから、対応規格と接続方式を合わせて選びましょう。
通信が届くかはpingの確認手順、PCの接続情報はipconfigの見方、通信経路はtracertの使い方で確認できます。症状に合う記事へ進んでください。


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