PCを新しくセットアップしたい、自作PCにOSを入れたい、古くなったWindowsをクリーンインストールしたい。そんな時に役立つのが「USBメモリからのWindows 11インストール」です。
この記事では、初心者の方でも安心して作業できるように、USBメモリを使ったWindows 11のインストール手順を丁寧に解説します。

まず準備するもの
- 容量8GB以上のUSBメモリ(できれば16GB〜32GB推奨)
- インターネット接続されたWindowsパソコン
- Windows 11をインストールしたい対象PC
※古いPCの場合はTPMやセキュアブートの回避が必要になることもあります。必要に応じて以下の回避記事も参考にしてください。
▶ TPMチェックを回避する方法
▶ MSアカウントをスキップしてローカルアカウントで設定する方法
ステップ1:公式ツールを使ってインストールUSBを作成する
まずはMicrosoft公式の「メディア作成ツール」を使って、Windows 11インストール用USBを作成します。
- Microsoft公式サイトへアクセス
- 「ツールを今すぐダウンロード(MediaCreationTool)」をクリック
- ダウンロードした「MediaCreationToolW11.exe」を実行
- ライセンスに同意し、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択
- 言語とエディション(通常はそのままでOK)を選ぶ
- 「USBフラッシュドライブ」を選択して、挿したUSBメモリを指定
- 自動的にWindows 11のデータがダウンロードされ、USBが完成!
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▶ SanDisk USB3.0 32GB(Windows用に最適)

ステップ2:対象PCをUSBから起動させる
次に、インストールしたいPCにUSBを挿して、BIOS/UEFIで「USBブート」させます。
- 電源投入後すぐに「F12」「F2」「DEL」などのキーを連打(メーカーにより異なる)
- BIOS/UEFI画面に入り、「Boot」設定を開く
- 起動順位で「USBメモリ」を1番上に設定
- 設定を保存して再起動
正常に起動できれば、Windowsのインストール画面が立ち上がります。
ステップ3:インストールウィザードに従って進める
- 「今すぐインストール」をクリック
- ライセンスキーがあれば入力、なければ「後で入力する」を選択
- エディション選択画面が出たらHomeやProを選ぶ(ei.cfgを使うと強制表示可能)
- 「カスタム:Windowsのみインストールする」を選択
- パーティションを削除→未割り当て領域にインストール
インストールが完了すると再起動され、初期設定に移ります。
ステップ4:初期設定(MSアカウント強制の回避も可)
初期設定ではインターネット接続やアカウント入力が求められますが、MSアカウントを使いたくない場合は裏技があります。
▶ oobe\BypassNROコマンドでローカルアカウントを作る方法はこちら
インストール完了後のチェックリスト
- Windows Updateを確認・適用
- ドライバがすべて認識されているか確認
- 必要なソフトウェアやブラウザをインストール
- 回復ドライブの作成(おすすめ)
まとめ:USBメモリからのWindows 11インストールは意外と簡単!
USBメモリと公式ツールがあれば、誰でもWindows 11をインストールできます。TPMやMSアカウントなどの制限も回避方法を知っていれば怖くありません。
この記事を見ながら、あなたのPCもスムーズにWindows 11化してみてください!
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