SSDやHDDをつないでもパソコンに表示されないときの直し方【初心者向け】
最近、外付けのハードディスクやSSDを買って、パソコンに接続してみたけど…
「フォルダが出てこない」「開こうとしても何も起きない」
そんな経験、ありませんか?
せっかく買ったのにうまく使えないと、ちょっとがっかりしますよね。
でも安心してください。これは故障ではなく、パソコンの中の“設定”が原因のことがほとんどなんです。
特に、パソコンに詳しくない人にとっては「表示されない=壊れてる?」と思ってしまいがち。でも、落ち着いて見ていけば、ちゃんと原因がわかって、5分〜10分もあれば解決できます。
この記事では、「接続したのにパソコンに出てこない」外付けSSD・HDDの対処法を、初心者の方でも迷わずできるように、やさしく解説していきます。
使うのはパソコンに元から入っている「ディスクの管理」という機能だけ。難しい操作はありません。
同じようなトラブルで悩んでいた方も、これを読めばスッキリ解決できますよ。
まずはパソコンが認識しているか確認しよう
まず最初にやってほしいのは、「パソコンがちゃんとディスクを認識しているかどうか」の確認です。
外付けHDDやSSDをパソコンに接続しても、“パソコンに見えてない状態”と“見えてるけど表示されていない状態”では対処法が違います。
この確認には「ディスクの管理」という機能を使います。難しそうに聞こえますが、やることはすごく簡単です。
▼ ディスクの管理を開く手順(Windows10/11共通)
- キーボードの「Windowsキー」を押しながら「Xキー」を同時に押します
- 表示されたメニューから「ディスクの管理」をクリックします

ここに「ディスク1」や「ディスク2」といった名前で、新しく接続したドライブが表示されていれば、パソコンはしっかり認識しています。
もしここに何も表示されない場合は、USBケーブルが緩んでいたり、電源が入っていない可能性があるので、まずはそこをチェックしてみてください。
パソコンがディスクを認識しているのに表示されない場合は、次のステップで「表示されない原因」と「具体的な直し方」を解説していきます。
ここからが本番。ゆっくり進めていきましょう!
SSDやHDDが表示されない3つの原因と直し方
パソコンの「ディスクの管理」で接続したSSDやHDDが表示されていたら、パソコンはちゃんと認識しています。
それでも「PC」や「フォルダー」に出てこないのは、設定が済んでいないだけかもしれません。
この章では、表示されないときによくある3つの原因と、それぞれの解決方法を紹介します。
① ディスクが初期化されていない
新品のSSDやHDDを接続した場合、「ディスクの管理」に「初期化されていません」と表示されることがあります。
これは、「これから使うディスクですよ」とパソコンに教えてあげる必要がある状態です。
▼ 解決方法(初期化の手順)
- 「ディスク〇(未初期化)」の左の名前部分を右クリック
- 「ディスクの初期化」を選ぶ
- 「GPT(GUIDパーティションテーブル)」を選んでOK(特に理由がなければGPTでOK)
※注意!この操作をすると、そのディスクにあったデータは全て消えます。
中古で買ったディスクなど、すでにデータが入っている場合は初期化しないでください。

② 保存場所(パーティション)が作られていない
初期化が済んでも、パソコンが使うための「保存場所」が作られていないと、やっぱり表示されません。
これは「未割り当て」と書かれている黒いバーで確認できます。
▼ 解決方法(パーティション作成)
- 未割り当て領域を右クリック
- 「新しいシンプル ボリューム」をクリック
- 画面の案内に従って進める(フォーマット形式は「NTFS」でOK)
これで、パソコンが「ここにデータを入れていいんだな」と認識してくれるようになります。

③ ドライブ文字が割り当てられていない
最後の原因は、「ドライブ文字が付いていない」ことです。
通常、外付けディスクには「E:」や「F:」といったアルファベットが割り当てられますが、これがないと「PC」画面には表示されません。
▼ 解決方法(ドライブ文字の設定)
- 対象のディスク領域(青色バー)を右クリック
- 「ドライブ文字とパスの変更」を選ぶ
- 「追加」または「変更」をクリックして、好きな文字を選んでOK
これで、「PC」の中にE:やF:という新しいドライブが表示されるようになります。

ここまでできれば、外付けSSDやHDDはしっかり使えるようになっているはずです。
次は、「ここまでやっても表示されない…」ときの追加チェックポイントを紹介します。
ここまでやっても表示されないときは?追加チェックポイントを確認しよう
ディスクの初期化やパーティション作成、ドライブ文字の設定までしっかりやったのに、それでも表示されない…
そんなときは、次のような“見落としがちなポイント”を確認してみましょう。
① USBケーブルやポートの問題
意外と多いのが、USBケーブルや接続ポートの不具合です。
- 別のUSBポートに差し替えてみる
- USBハブを使っている場合は、直接パソコン本体に接続する
- ケーブルを交換してみる(古い・細すぎるケーブルは要注意)
特に「電源不要タイプのSSD」は、電力不足で動かないこともあります。
電源付きのUSBハブを使うか、ノートPCならAC電源をつないだ状態で試してみましょう。
② 別のパソコンでも試してみる
もし別のパソコンがあるなら、そちらでも接続してみてください。
別のパソコンでも反応がない場合、ディスク側に問題がある可能性が高くなります。
逆に別のパソコンでは表示されるなら、最初のPCのドライバや設定が原因かもしれません。
③ ドライバのエラーをチェック
パソコンの「デバイスマネージャー」で、ドライバに異常がないかを確認してみましょう。
- 「Windowsキー + X」を押して、メニューから「デバイスマネージャー」を選択
- 「ディスク ドライブ」や「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」の中を見る
- 黄色い「!」マークがあれば、右クリックして「ドライバーの更新」を選ぶ
これでうまく動作するようになることもあります。

④ フォーマット形式がWindowsと合っていない
中古のSSDや、Macで使っていたHDDなどでは、Windowsでは読めない形式(APFSやHFS+など)でフォーマットされていることがあります。
この場合、Windowsでは「フォーマットしてください」と表示されますが、ここで「はい」を押すとデータがすべて消えてしまうので注意してください。
大事なデータが入っているなら、専門のデータ復旧ソフトや業者への相談を検討した方が安心です。
⑤ ディスク自体が壊れている可能性も
何をやっても認識されない、LEDが点かない、カタカタ音がする…そんな場合は、ディスク自体の故障かもしれません。
こういった場合は、下手に操作を続けるとさらに悪化することもあるので、早めにプロに相談するのがおすすめです。
「使えないだけならいいけど、データが消えるのは困る…」
そんなときこそ、慎重に対応しましょう。
ここまで確認しても解決しない場合は、次のステップで「安心して使えるおすすめSSD」を紹介します。
初心者におすすめの外付けSSDはこれ!安心して選べる1台
もし今使っている外付けディスクがうまく動かなかったり、「これから買おうかな」と思っているなら、信頼できるメーカーのSSDを選ぶことが大切です。
安いものは魅力的に見えますが、データが飛んでしまったり、認識されないリスクもあります。
そんな初心者の方におすすめしたいのが、こちらの外付けSSDです。
SanDisk 外付けSSD 1TB(Extreme ポータブル)
- 最大読み込み速度:1050MB/秒でファイルのコピーも快適
- 耐衝撃・防滴仕様で持ち運びにも安心
- USB-CとUSB-Aどちらにも対応(変換ケーブル付属)
- Windows・Mac 両対応
- 初心者でも簡単に接続してすぐ使える
SanDiskはメモリー分野の大手ブランドで、信頼性の高さと保証の充実も安心材料です。

「できるだけ安心できるものを…」と思っている方にはぴったりです。
接続して、すぐに使えるので、設定が苦手な人にも向いています。
1TBあれば動画や写真のバックアップも十分できますし、仕事用のファイル保存にも最適です。
まとめ|表示されない原因は1つずつチェックすれば解決できる
今回は、外付けのSSDやHDDをパソコンに接続したのに表示されないときの原因と解決方法を、初心者向けに丁寧に紹介しました。
一度整理すると、確認の流れは以下のとおりです。
- ディスクの管理でパソコンが認識しているか確認
- 初期化されていない場合 → 初期化する(※データ注意)
- パーティションがない場合 → 保存領域を作る
- ドライブ文字がない場合 → 文字を割り当てる
- それでもダメなら → ケーブル、別PC、ドライバ、故障の可能性をチェック
パソコンって少しでも想定と違う動きをすると不安になりますよね。
でも、今回紹介したように原因さえ分かれば、決して難しい操作ではありません。
一つずつ落ち着いて確認していけば、必ず解決できます。
もし、「これからSSDを買いたい」という方や、「今使っているものに不安がある…」という方は、STEP5で紹介したSanDisk SSDもぜひ参考にしてみてください。
この記事が、あなたのトラブル解決の助けになればうれしいです。
「今後もこういう初心者向けの記事を読みたい」と思っていただけたら、ぜひこのブログをブックマークしておいてくださいね。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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