【初心者向け】Windows 11をUSBメモリからインストールする正しい手順

Windows 11のUSBインストールを案内するイラスト Windows・パソコン

この記事では、USBメモリを使ってWindows 11をインストールする方法を、準備・USB起動・インストールの順に解説します。対象はWindows 11の要件を満たすx64パソコンです。

ここで扱うクリーンインストールは、対象ドライブのファイル・アプリ・設定を消して入れ直す方法です。必要なデータのバックアップを先に済ませてください。動作が重いだけなら、いきなり消去せず空き容量の確認やWindowsの回復機能も検討しましょう。

2026年9月15日に公式案内を確認しました。セットアップ画面の名称や順序は、作成したメディアによって異なります。本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

Windows 11をUSBからインストールするメリットとは?

USBインストールは、Windowsが起動しない場合や、新しいSSDにOSを入れる場合にも使える方法です。以前のアプリや設定を残さず環境を作り直せますが、故障した部品や不足する性能が直るわけではありません。

同じインストールUSBをほかの対応PCに使うことはできますが、Windowsのライセンスは各PCで別途確認が必要です。メーカー独自のアプリや回復機能も消える場合があるため、メーカーの復旧方法も確認しておきましょう。

準備するもの【まずはこれを揃えよう】

USB以外に、バックアップ先・安定したインターネット接続・電源を準備します。インストール対象PCの対応状況、現在のHome/Pro、ライセンス認証状態も先に確認してください。確認方法はWindows 11インストール前の確認と注意点にまとめています。

① 容量8GB以上のUSBメモリ

Microsoftの案内は容量8GB以上の空のUSBフラッシュドライブです。作成時にUSB内のデータはすべて削除されます。バックアップ用とインストール用は分け、取り違えないよう名前を付けておくと確認しやすくなります。

購入するなら32GB程度のUSB-A製品も候補です。下記はバッファローの32GBモデル。USB 3.2(Gen 1)対応ですが、実際の作成時間はPCや回線にも左右されます。USB-C端子しかないPCでは、そのまま挿せない点に注意してください。

USB-A接続・USB 3.2(Gen 1)対応。Windows 11インストールメディア用の候補。

価格・在庫・販売元は購入時に確認してください。仕様はバッファロー公式製品ページで確認できます。

② 動作するWindowsパソコン(作成用)

メディア作成ツールを実行できるWindows PCと管理者権限が必要です。対象PCが動くならそのPCで作成できます。起動できない場合に別のPCを用意します。このツールで作るのはx64用メディアで、Arm搭載PC向けではありません。

③ Microsoft公式サイトへのアクセス

Microsoftが提供しているメディア作成ツール(Media Creation Tool)を使います。作業前に写真・文書・必要なアプリの再設定情報を別の場所に保存し、バックアップしたファイルが開けることまで確認しておきましょう。

ステップ①:インストール用USBを作成する

1. Microsoft公式サイトへアクセス

Microsoft公式 Windows 11ダウンロードページを開き、「Windows 11 インストール メディアを作成する」の項目を探します。

2. 「メディア作成ツール」をダウンロード

その項目のダウンロードボタンからツールを入手して実行します。ライセンス条項は内容を確認し、同意できる場合に進めてください。

3. 使用するメディアの選択

言語やエディションなどの内容を確認し、使用するメディアで「USB フラッシュ ドライブ」を選びます。別PC向けに作る場合は、作成用PCの推奨設定が対象PCに合っているかも確認しましょう。

4. USBメモリを選んで作成

接続したUSBのドライブ名・容量を照合し、消去してよいUSBだけを選びます。不明な場合は進まず、不要な外付けドライブを外して確認してください。

その後は自動でダウンロードと書き込みが始まります。完了までの時間は回線やUSBによって異なります。書き込み中は抜かず、完了メッセージが出たら安全に取り外しましょう。

ステップ②:PCをUSBから起動する方法

1. 起動メニューまたはBIOS(UEFI)を開く

対象PCにUSBを挿し、メーカーの説明書で起動メニューを開くキーと操作タイミングを確認します。BIOS設定用と一時的な起動先選択用ではキーが違うことがあります。メーカー名だけで決めず、機種の案内に従ってください。

2. 「Bootメニュー」または「起動順序」を設定

一度だけ起動先を選べるメニューがあれば、作成したUSBを選びます。起動順序を変更する必要がある場合は元の設定を記録してください。セキュリティ設定やストレージ設定を手当たり次第に変更しないようにしましょう。

3. USBからWindows 11のインストーラーが起動

Windowsセットアップ画面が表示されたらUSB起動は成功です。この先はデータを消す操作があるため、バックアップとインストール先の確認が済むまで進めないでください。

ステップ③:Windows 11のインストール手順

1. 言語・キーボードとセットアップ方法を確認

日本語と使用するキーボードを選びます。現在の公式手順では「Windows 11のインストール」を選び、ファイル・アプリ・設定が削除される内容を確認して進みます。古いメディアでは「今すぐインストール」と表示されることがあります。

2. プロダクトキーと認証条件を確認

同じPC・同じエディションを有効なデジタルライセンスで再インストールする場合は、「プロダクトキーがありません」で進められる場合があります。誰でも入力不要という意味ではありません。有効なキーや認証の根拠が確認できなければ、先に確認してください。

3. インストールするエディションを選ぶ

Home/Proは所有するライセンスと一致させます。家庭用だからHomeを選ぶ、という判断はしません。キーが自動で読み込まれるPCでは選択画面が出ない場合もあります。

4. クリーンインストールの内容を確認

古いセットアップ画面で種類を選ぶ場合は「カスタム:Windows のみをインストール」が該当します。ファイルやアプリを残したい場合は、このUSB起動手順を進めず、Windows上からの再インストールなど別の方法を確認してください。

5. 対象ドライブを確認してパーティションを操作

表示された全ディスクのパーティションを削除してはいけません。インストール対象のディスクを容量などで特定します。どれが対象か判断できないときは中止してください。

対象ディスクを完全に消去してよい場合だけ、そのディスクのパーティションを削除し、できた未割り当て領域を選んで進めます。ほかのディスクやUSBは変更しません。メーカーの回復領域も失われる可能性があります。Microsoft公式の再インストール手順も、実際の画面と照合してください。

6. インストールと再起動を待つ

最終確認後にインストールを開始します。途中で何度か再起動します。最初のセットアップ画面に戻ってしまう場合は、再び削除操作をせず、起動先を内蔵ドライブのWindows Boot Managerへ戻します。

7. 初期設定と更新を確認

地域・ネットワーク・アカウントなどの画面案内に従います。完了後はWindows Updateとライセンス認証を確認し、必要なメーカー製ドライバーやアプリを戻してください。バックアップからの復元は環境が正常に動くことを確認してから進めましょう。

注意点とトラブル対処法

① USBから起動できない

起動メニューで選んだUSBが正しいか、公式ツールの作成が完了していたかを確認します。通常のWindowsが立ち上がる場合は、機種のUSB起動手順を見直してください。

② 黒い画面のまま進まない

インストール中や再起動直後は画面が一時的に消える場合があります。すぐに電源を切ったりUSBを抜いたりせず、画面の変化を確認します。長時間変わらない場合は、表示内容と停止した段階を記録し、メーカーの案内を確認してください。

③ ライセンス認証できない

ネット接続、インストールしたエディション、元の認証状態を照合します。Microsoftアカウントへのサインインだけで必ず解決するものではありません。エラーコードを控え、設定のライセンス認証画面からトラブルシューティングを確認してください。

④ データをバックアップしていなかった!

気付いた時点で追加のインストールや書き込みを止めてください。削除後の復旧は保証できず、同じドライブへの書き込みで状況が悪化する場合があります。重要なデータなら専門窓口に相談し、復旧ソフトを対象ドライブへ入れないようにしましょう。

⑤ ネットに接続できない

Wi-Fi/LAN用ドライバーが不足している場合があります。別のPCで対象機種のメーカー公式ドライバーを入手し、USBなどで移す方法があります。無関係なドライバー配布サイトではなく、機種とWindowsの対応が一致するものを確認してください。

まとめ:USBインストールは事前確認が大切

順序はバックアップ→公式USB作成→USB起動→対象ドライブを確認してインストール→更新と認証確認です。USBと内蔵ディスクの取り違えを防ぎ、判断できない画面では止まることが、失敗を避けるための要点です。

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