氷河期世代でもできる!少額投資で未来を変えるコアサテライト戦略

お金と節約

少額投資でも未来は変えられる|“守りと刺激”のバランスがカギ

少額投資でも未来は変えられるイメージ

「投資ってお金持ちがやることでしょ?」
そう思っていた僕が、少しずつ資産運用を始めたのは40代に入ってから。
年収300万円台、アパート暮らし、子どもは2人。どこにそんな余裕があるの?って感じですよね。

でも、あるときふと思ったんです。「このまま何もせずに老後を迎えたら、何も残らないんじゃないか」って。
子どもたちが「やりたいこと」に挑戦できるように、自分も「人に頼らない老後」を送るために、少額でも資産を育てたいと思うようになりました。

そんな僕が実践しているのが、コアサテライト戦略
資産の大部分を“守り”にまわして、少しだけ“攻め”の要素を加えるスタイルです。

僕の投資方針:S&P500で守り、TQQQで楽しむ

コア(本体)はS&P500
楽天証券で、毎日5,000円をドルコスト平均法で積み立てています。
これが意外と地味なんですよね。上がりすぎず、下がりすぎず。積み立て額は毎月淡々と引き落とされ、グラフもゆるやか。

増えているのは間違いない。
複利の力も効いてくる。でも、正直に言うと──「実感がない」んです。

そんな“おもしろみのなさ”を埋めてくれたのが、TQQQでした。
NASDAQ100の3倍の値動きをするレバレッジETF。ボラティリティ(価格の上下動)がとにかく激しいんです。

これを“お楽しみ枠”として、ほんの少しだけ保有するようにしました。
もちろん、生活に支障のない金額だけ。
下がったときにちょこっと買い足して、上がれば「おっ」と気分が上がる。まさに刺激です。

S&P500で“守り”の土台を固めつつ、TQQQで“投資している感覚”を得る。
このバランスが、僕にとってはちょうどいいんです。

投資って、続けるのが大変なんですよね。退屈にもなるし、不安にもなる。
でも、「安心」と「興奮」をうまく取り入れることで、僕は今も無理なく続けられています。

次の章では、コア資産であるS&P500がなぜ「守り」に適しているかを詳しく解説します。


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S&P500は防御の要|積立NISAでコツコツ積み上げる

S&P500のイメージ

投資の“コア”、つまり中心となる資産として僕が選んだのが、S&P500です。
アメリカの主要企業500社に分散投資できるこの指数は、世界中の投資家から「鉄板」と呼ばれるほど安定した実績があります。

僕はこのS&P500を、楽天証券の積立NISAで毎日自動積立しています。
毎日5,000円ずつ、土日を除けばおよそ20営業日で10万円、年間で約120万円。
この金額が、我が家の「未来への種まき」です。

でも、正直に言うと最初のうちは「ほんとに増えてるの?」って思ってました。
というのも、ドルコスト平均法で買っていると、価格が上下しても自動的に“平均化”されていくので、あまり大きな値動きにはならないんです。

たとえば、暴落しても買い増しされるし、上がってもたくさんは買えない。
結果として、「ドカンと増える」ことはないけど、「大きく損する」こともない。
これが地味だけど強いのがS&P500の特長です。

実際、2025年初頭のように市場全体が下がったときでも、S&P500は僕の心を支えてくれました。
「ああ、これが“防御力”か」と初めて実感しましたね。

この「守りの資産」があることで、気持ちに余裕が生まれます。
だからこそ、TQQQみたいな“攻めの投資”にも冷静に向き合えるわけです。

そしてなにより、複利の力がじわじわ効いてくるのがS&P500のすごいところ。
雪だるまを転がすように、最初は小さな増加でも、時間が経つと加速度的に育っていきます。

目の前の利益じゃなくて、10年後・20年後の自分のために積み立てる。
それがこの資産の意味です。

「どうせ何十年も先のことだし…」と感じるかもしれませんが、一歩を踏み出した人にしか得られない安心感があります。

次のセクションでは、僕が“遊び心”として取り入れているTQQQ、そしてその魅力と注意点について紹介します。

TQQQはお楽しみ枠|暴落もチャンスと捉えるマインド

TQQQのイメージ

S&P500で守りを固めた僕が、もう一つ取り入れているのがTQQQです。
これは、NASDAQ100に連動するレバレッジ型ETFで、値動きが3倍というまさにジェットコースターのような商品。

…と聞くと、ちょっと怖く感じるかもしれませんね。
でも、TQQQは「お楽しみ枠」なんです。
つまり、資産のごく一部で、あくまで「投資を続ける楽しみ」として使っています。

実際のところ、TQQQはボラティリティ(価格の変動幅)が非常に大きいので、値動きを見ているだけでもドキドキします。
「今日は+10%だ!」とか「マイナス15%かぁ…」とか。
それだけで、ちょっとしたゲーム感覚で投資を楽しめます。

僕はこのTQQQを、下がったタイミングで少しずつ買い増すスタイルにしています。
もちろん、S&P500のように毎日積み立てるわけではありません。
買うときは、「このくらい下がったら買ってみようかな」くらいの気持ちで、完全に余剰資金のみ。

つまり、なくなっても生活に支障のない金額でやっているということ。
もし上がればラッキー、下がってもS&P500があるから焦らない。
この余裕があるからこそ、TQQQは“遊び感覚”で運用できるんです。

そして何よりも大きいのが、「自分で選んで、動いた」という実感。
これはただの積立では得られない「投資している感覚」です。

もちろん、TQQQにはリスクがあるのも事実です。
連日マイナスが続くと、資産はあっという間に減っていくし、短期的な利益を狙って買うとタイミングを外しやすい。

でも僕にとっては、「投資=退屈なもの」にならないようにする潤滑油みたいな存在。
だから無理せず、時にはスパイス的にTQQQを取り入れる。
これが自分にとって続けやすいスタイルなんです。

もし、S&P500の積立だけじゃ物足りなくなった人がいたら、TQQQのようなサテライト投資で「ちょっと攻めてみる」のもアリかもしれません。

ただし、大事なのは“自分で納得して選ぶこと”
次の章では、その「投資判断の基準」について、僕なりの考え方をお話しします。

なぜ成長投資枠にはまだ手を出さないのか

成長投資枠に踏み込まない理由のイメージ

新しいNISA制度では、「積立投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」の2つが用意されています。
両方フル活用できれば、それだけ資産形成のスピードも上がるのは間違いありません。

でも正直、僕は成長投資枠にはまだ手を出せていません

理由はとても現実的で、資金の余裕がないからです。

家族4人分の食費、子どもの学費、車の維持費、毎月の家賃……。
日々の暮らしを回すだけでギリギリなのに、成長投資枠にまで資金を回すなんて、今の自分には無理があります。

もちろん、「使う前に投資しろ」「生活を切り詰めてでも回せ」といった投資論も耳にします。
でも、僕にとって家族の安心と暮らしを守ることは、何よりも優先すべき投資なんです。

だからこそ、今は積立NISAの枠をしっかり守ることだけに集中しています。

無理して成長投資枠を使うより、まずは「生活に根付いた投資」を確実に続ける。
焦って枠を埋めることより、毎月の積立を途切れさせないことの方が、ずっと大事だと考えています。

今は「種まきの時期」。
S&P500を中心に、しっかりとコア資産を育てながら、いずれ余剰資金ができたときに成長投資枠にも挑戦するつもりです。

実際、ボーナスや臨時収入があったときに、TQQQを少額だけ買うようにしているのも、サテライト枠の訓練として続けているつもりです。

「使えるから使う」ではなく、「自分のステージに合わせて、必要なものだけ使う」。
これが僕の投資方針です。

次の章では、そんな投資方針を支える「考え方」──
“他人に流されず、自分で選ぶ”というマインドについて、お話しします。

自分で決める投資が未来を変える

投資判断を自分で決める重要性イメージ

僕が投資を続けられている理由のひとつ。
それは、「人に言われたから」ではなく、自分で選んでいるからです。

ネットやSNSを見ていると、いろんな情報があふれてますよね。
「今はこれが熱い!」「買わないと損!」「10倍になる銘柄はこちら!」
そんな言葉に、心がグラつくこともあります。

でも僕は、それをあえて「話半分」で聞くようにしています。
参考にはするけど、最終的には自分で調べて、納得してからしか買わない
これは自分にとって、ものすごく大事なルールです。

たとえそれで失敗しても、「自分で決めたこと」なら納得できる。
逆に、人の言うままに乗っかって損をしたら、ずっと後悔が残ります。

投資って、正解がひとつじゃない世界です。
「これが絶対儲かる」なんてものはなくて、大事なのは「自分に合っているかどうか」

僕にとっては、S&P500のような地味な積立が合っていたし、TQQQのような少額のお楽しみ枠も必要でした。
それを見極められたのは、いろんな選択肢を自分の目で見て、自分の感覚で選んだからです。

最初は誰だって初心者です。
僕も、わからないことだらけでした。
でも、「調べる → 少額で試す → 失敗も受け入れる」──この流れを繰り返すことで、だんだん“自分の投資”が育っていきました

それに気づいたとき、ふと思いました。
これって、人生も同じだなって。

誰かに決められた人生より、自分で選んだ人生の方が納得できる。
結果がどうであれ、「自分で決めた」という事実が、背中を押してくれるんですよね。

次の章では、この記事の締めくくりとして、氷河期世代である僕たちでも未来を変えられるということを、あらためてお伝えします。

まとめ:氷河期世代でも、少額投資で未来は変えられる

投資と聞くと、「余裕のある人がやるもの」「高収入じゃないとムリ」──
そう感じていたあの頃の僕に、今ならこう伝えたいです。

「少額でもいい、できることから始めればいい」と。

僕のように、家族4人、年収300万円、アパート暮らしという環境でも、投資は続けられています
むしろ、そんな状況だからこそ、未来への備えが必要だったんです。

この記事で紹介したように、僕のスタイルは「コアサテライト戦略」。
コア資産:S&P500で地道に積み立てる
サテライト資産:TQQQで投資の楽しさも味わう
というバランスが、無理なく継続する秘訣になっています。

成長投資枠にはまだ手を出せていません。
それでも、積立NISAという“生活の中の投資”を途切れず続けることで、確実に未来に近づいている実感があります。

そして何より大切なのは、「自分で選ぶこと」。
人の言葉に流されず、自分で調べて、納得した上で動く。
その積み重ねが、後悔しない資産形成につながると思っています。

僕たち氷河期世代は、社会に出た時期こそ恵まれなかったかもしれません。
でも、今からでも遅くない。時間はまだあるし、コツコツ積み上げていく力もある。

少額でも、毎日でも。無理のないペースで未来は変えられる。
この記事が、そんな第一歩の背中をそっと押せたなら嬉しいです。

これからもこのブログでは、
「無理せず、でも前に進む」ための資産運用や家計改善のリアルな情報を発信していきます。
またぜひ、のぞきに来てくださいね。

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