ブログが少しずつ育ってきたら、次に気になるのが「税金」。知らないと損する確定申告の知識を、まだ収益0円の僕の視点でまとめました。

はじめに|「まだ稼いでないから関係ない」と思ってたけど
僕は40代、アパート暮らしで年収300万円のサラリーマンです。副業としてブログを始めたのは今年の3月。まだ収益は0円です。「どうせまだ稼げてないし、確定申告なんて先の話」──そう思っていたのですが、実はそれが危ない落とし穴だったことに気づきました。
確定申告は「たくさん稼いでる人がするもの」だと思われがちですが、実は金額が小さくても申告義務が発生することがあります。本記事では、ブログで副収入を得る可能性がある人こそ知っておくべき確定申告の基礎知識を、自分の目線でまとめました。
確定申告ってなに?誰が必要なの?
確定申告とは、前年の1月1日〜12月31日までの所得を税務署に申告して、税金の過不足を精算する手続きのことです。サラリーマンの場合は会社で年末調整してくれるので基本的に不要ですが、副業収入がある場合は申告が必要になることがあります。
特に注意が必要なのが、年間20万円を超える「所得」が発生する場合。所得とは「収入 − 経費」であり、収入だけで判断してはいけません。例えばブログで30万円の収入があっても、経費が15万円なら所得は15万円なので申告不要。しかし逆に、経費を正しく計上していないと、20万円を超えてしまう可能性もあります。
住民税は別物!所得が少なくても要注意
実は所得税とは別に、住民税についても申告義務が発生することがあります。所得が20万円未満で確定申告の義務がない場合でも、住民税の申告が必要なことがあるのです。
住民税の申告基準は自治体によって異なりますが、「少額でも申告が必要」とされるケースがほとんどです。万が一無申告で放置していると、後日通知が来て慌てることになります。将来の信頼にも関わるので、少額であっても正しく申告するのが大切です。
副業ブログで経費になるもの一覧
ブログ運営にはいろいろな出費が発生しますが、それらは必要経費として計上できます。以下が主な経費の例です:
- レンタルサーバー代(例:ConoHa WING)
- ドメイン取得費・更新費
- パソコン・スマホ代(按分)
- 一眼レフカメラなど撮影機材(使用割合で計上)
- 画像編集ソフト(Canva Proなど)
- 参考書籍・情報商材・講座費
- 取材費(交通費、施設利用料など)
僕は子ども撮影用に買ったカメラをブログにも使っているので、用途の3割をブログ経費として計上予定です。これもちゃんと記録を残しておくと、あとで安心です。
経費倒れしないための目安とは?
最初のうちはサーバー代や機材費など、出費ばかりが先行して「赤字」になります。これ自体は悪いことではありませんが、どこから黒字になるのか目安を知っておくと安心です。
僕のケースでは、サーバー代+ドメイン代+カメラの按分=年間約3万円ほど。つまり、月2,700円以上の収益が出れば黒字です。収益化できていなくても、経費の記録と管理は必ずしておくべきです。
白色申告と青色申告、どっちがいい?
確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。
白色申告
- 帳簿が簡単(単式簿記でOK)
- 控除はなし
- 特別な届出不要
青色申告
- 最大65万円の控除あり
- 複式簿記が必要
- 開業届と青色申告承認申請書が必要
僕のように収益ゼロのうちは白色でOKですが、月1万円以上の収益が安定してきたら、青色申告に切り替えるのが節税の王道です。
帳簿付けはどうすれば?初心者の方法
白色申告であれば、ExcelやGoogleスプレッドシートで「日付・内容・金額・用途」を記録するだけでも十分です。
青色申告を視野に入れるなら、会計ソフト(freee や マネーフォワードクラウド)の利用がおすすめです。
マネーフォワードMEで支出管理
僕はすでにマネーフォワードMEを使っていて、支出の記録がかなり楽になっています。連携しておけば、Amazonの買い物やサーバー代なども自動記録。あとからまとめてCSV出力して帳簿へ転記も簡単です。
確定申告はe-Taxで簡単に
確定申告の提出は、e-Taxでオンライン申告するのが主流です。スマホ+マイナンバーカードがあれば、外出せずに提出可能です。
- マイナンバーカードを準備
- e-Taxにログイン
- 必要項目を入力
- 添付書類をアップロード
- 送信して完了
提出後は受理された控えもPDFで保存できるので、紙より便利です。
まとめ|収益ゼロでも確定申告の意識は持っておこう
まだ収益が出ていない僕のようなブロガーでも、税金のことを知っておくことはとても大事です。
- 住民税は少額でも申告が必要なケースあり
- 経費は正しく記録しておけば節税に活きる
- 帳簿付けは簡単な方法からでOK
- e-Taxでオンライン申告すればスマート
今はまだ準備期間かもしれません。でも、数ヶ月後、数年後にしっかりとした収益が出た時、慌てない自分でいるために、今から少しずつ備えていきましょう。
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