職場での人間関係、特に上司とのやり取りにストレスを感じていませんか?どれだけまじめに仕事に向き合っても、理不尽な言葉や態度に心が折れそうになることもあります。
この記事では、私が実際に体験したある上司とのやり取りをきっかけに気づいた「仕事における距離感」の大切さについてお話しします。

年収300万円、アパート暮らしの40代サラリーマンが感じた職場のリアル
私は年収300万円、家族4人でアパートに暮らす40代の会社員です。特別なキャリアがあるわけでもなく、ごく普通に真面目に働く日々を送っています。
そんな私が「もう無理しなくていいかも」と感じたのは、ある上司とのやり取りがきっかけでした。
「お前の感想は聞いていない」──意見を求められたはずなのに
ある日のチームミーティング中、上司から「この件、どうすればもっと分かりやすく伝えられると思う?」と意見を求められました。私は正直に、「自分だったら、その方法は選ばないです」と伝えました。
しかし返ってきたのは、「お前の感想は聞いていない」という冷たい一言。頭が真っ白になりました。

意見を求められたのに、感情を切り捨てられる。そんな理不尽なやり取りに、言葉では言い表せないモヤモヤが残りました。
上司が欲しかったのは“答え”だけだった
あとから冷静に考えてみると、その上司が欲しかったのは「考え」ではなく「答え」だけだったのだと分かりました。
「はい」か「いいえ」。それ以上の言葉は求められていなかった。つまり、自分の感性や経験を伝える余地なんてなかったのです。
「俺のビジネスじゃない」──距離を取ることで見えたもの
その日を境に、私は考え方を変えました。
「これは俺のビジネスじゃない。責任も報酬もない。だったら、心までは使わなくていい」
それ以来、必要最低限の業務にだけ集中するようにしました。深く関わるのをやめたら、不思議と気持ちが軽くなったのです。

全部に全力を注がなくてもいい。温度のコントロールを
私は元々、どんな仕事にも一生懸命に取り組むタイプです。でも、すべてに全力を注いでいたら、自分が壊れてしまいます。
理不尽な人には、丁寧に対応しても響かないことがある。だからこそ、「温度」を調整するスキルが社会人には必要なのだと感じました。
相手に合わせて、深く関わるべきか、さらっと流すべきか。そのバランス感覚が、自分を守ることに繋がります。
気持ちを整えるのに役立った一冊『反応しない練習』
私がこうした「距離感」の大切さに気づいたあと、さらに心の整理に役立ったのが、草薙龍瞬さんの著書『反応しない練習』でした。
感情や思考に流されず、淡々と自分の軸を保つためのヒントがわかりやすく書かれています。感情をコントロールしたい、仕事で疲れてしまったという方にはぜひ読んでほしい一冊です。
まとめ:自分を守るための“距離感”は、戦略です
- 理不尽な相手には深入りしない
- 自分の心を守るために“温度”を調整する
- 「俺のビジネスじゃない」と割り切る勇気を持つ
すべてに本気で向き合わなくてもいいんです。疲れたときは、一歩引いて自分を休ませてあげましょう。それが長く働き続けるためのコツでもあるのです。
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