
エクセル職人文化から抜け出せない現場パパの嘆き ~毎年変わるライセンス購入表の地獄~
「また今年もこの時期がやってきたか…」
会社の恒例行事、ライセンス購入表の更新作業。
IT系に興味があっても、現場の“昭和な空気”に逆らえず、今年もまたエクセル原稿用紙と格闘する40代パパのリアルをお届けします。
去年のファイルを開くと、どこかが微妙に変わっていて、たった1つ数字を直すだけでも手作業は終わらない。カラフルにはなったけど、本質は何も変わらない…そんな「エクセル職人文化」に、あなたも心当たりありませんか?
エクセル原稿用紙文化の根っこ
そもそも、なぜ日本の会社はここまでエクセルが大好きなんでしょうか?
何か申請があると「とりあえずエクセルでフォーマット作っといて」と言われ、原稿用紙のような罫線・結合セル・細かい余白設定で“美しい帳票”を作るのが当然のようになっています。
これ、世界的に見るとちょっと珍しい光景です。海外の現場では、GoogleフォームやWeb申請、PDF入力が当たり前。「紙の申請書をエクセルで再現→印刷して手書き→スキャンしてメール」の流れは、ほとんど日本限定の“伝統芸”なんです。
なぜこんな文化が根付いたのか?
「紙の原本が安心」「ハンコ文化」「誰でも開けるから安全」…そんな理由で、IT化しているフリをしながら、実態は20年前から進化していません。
さらに困るのは、「去年のを流用すれば楽でしょ?」という感覚。
ところが、1列だけ追加されていたり、セルの結合が変わっていたり、罫線が微妙に違ったり…「微妙な違い」との戦いが始まります。ひとマスずつ修正して、やっと終わったと思ったら「やっぱりここも変更」と追加指示。もはや毎年恒例のイベントです。
実際の現場では、エクセルの小技で効率化したい気持ちもあるけれど、「勝手なことはしないで」「前例通りにやって」と言われがち。
だからこそ、「また今年もやるのか…」とため息をつきながらパソコンに向かうパパたちが、全国にたくさんいるんですよね。
次の章では、そんなエクセル地獄あるあるを、共感たっぷりに語っていきます。
毎年変わる“微妙な”フォーマットとの戦い
「去年のファイルをちょっと直すだけだから簡単だよ」
…そう言われて開いてみると、なぜか去年とは微妙に違うフォーマット。この「微妙」が、本当に厄介なんです。
たとえば、1列だけ増えているとか、セルの結合位置が変わっているとか、罫線の太さが揃っていないとか…
コピー&ペーストでサッと終わるはずが、結局一つずつ確認・修正。見た目だけなら気にならなくても、提出用の印刷やPDF化を考えると、「ここズレてる!」と気づいてはやり直し。
しかも、「去年と同じでいいよ」と言われても、よく見れば
- 見出しの文字サイズが変わってる
- 余白設定が増減してる
- 「ここは結合セル」「ここは手入力」など謎の仕様
こんな細かい違いがいたる所に潜んでいます。
いざ作業を進めていると、「あ、ごめん!ライセンス数、やっぱり23じゃなくて24にして」と、途中で内容変更の連絡も。これだけのために、また該当箇所を探して地道に修正…。
さらに追い打ちをかけるのが、「バージョンアップで見やすくなった」アピール。
たしかにカラフルで分かりやすいけど、作業そのものは全然ラクになってない。
なんなら装飾が増えて、より「細かい気配り」を求められる始末です。
正直、「この作業、本当に必要?」と思いながらも、やらないわけにはいかない…。
毎年繰り返す“伝統芸”に、ちょっとした無力感を感じつつも、結局今年もExcelと格闘するのでした。
次の章では、そんな手作業エクセルのリアルな現場の苦労と、心の中の「やってられない!」を掘り下げます。
地味だけど大事、Excelの手仕事
毎年のようにやってくるライセンス購入表の修正作業。
会社で「とりあえずExcelで作っといて」と言われるけど、実際にやるのは細かい手作業の連続です。
例えば、数字を一つ変えるだけなのに、見出しやセルの幅、結合セル、罫線までひとつずつ手直し。慣れているつもりでも、気を抜くとどこかしらズレてしまって、また最初からやり直し…ということも珍しくありません。
そして一番つらいのが、「やっぱりここも直して」の追加指示。
やっと終わったと思ったタイミングで、「この欄も名前を変えて」「レイアウトを少し調整して」など、再度修正が入ることは日常茶飯事です。
地味な作業ですが、意外とこの“職人ワザ”が現場を支えているのも事実。
誰も褒めてくれないけど、こういう仕事の積み重ねが会社をまわしている…ちょっとした誇りも感じます。
とはいえ、「この苦労、誰か分かってくれ!」という気持ちもどこかに残るもの。
一人パソコンの前で「また今年もやったな…」とため息をつきながら、今日もExcelのセルとにらめっこする現場パパたち。
次の章では、そもそもなぜ日本だけこの“エクセル文化”が根付いたのか、そして海外との違いについて触れていきます。
海外と何が違う?“日本流”の背景
ここまで読んで、「でも、海外もこんな感じなんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、日本ほど“エクセル原稿用紙”に頼っている国は少ないんです。
海外の多くの企業では、申請や帳票作業は専用のWebフォームやクラウドサービスが当たり前。
たとえばGoogleフォームや、Office365のオンライン申請ツールなど、スマホでもすぐ入力できて、データ集計も自動化されています。
一方で日本は、「とりあえずExcelで作って」「紙に印刷して回覧」「ハンコをもらってPDF化」という、デジタル化のようで実は超アナログな工程が今も根強く残っています。
この違いの背景には、「紙文化」「ハンコ文化」「失敗を嫌う空気」があると言われています。
どこか「みんな同じやり方なら安心」という気持ちも根付いていて、新しい仕組みやシステムへの切り替えが進みにくい現実もあります。
さらに、「Excelなら誰でも開ける」「見た目も揃っていて安心」「トラブルが少ない」といった理由で、今も多くの現場でエクセル原稿用紙文化が続いているのです。
実は、海外の同業者とやり取りする機会があると、「なんでExcelに罫線を引いて手書き?」と驚かれることもあります。
日本の現場だけに根付いた、不思議な“伝統芸”なのかもしれませんね。
とはいえ、現場で働く身としては「これが日本の仕事のスタイルなんだ」と、どこかで割り切るしかない…そんな気持ちになってしまうのも事実です。
次の章では、そんな中でも少しだけでもラクするための“小技”や、現場パパたちのささやかな工夫を紹介します。
ラクしたい気持ち VS 伝統の壁
ぶっちゃけ、毎年このライセンス購入表に向き合うたびに「もっとラクできないの?」って思いますよね。
エクセルの関数やマクロで自動化できそうなところはあるし、「自分だけ効率よく終わらせたい」と密かに考えたことがある人も多いはず。
でも、現実はそう簡単じゃありません。
例えば「勝手に書式変えたら怒られる」「余計なことはしないでと言われる」「去年と同じじゃないと不安がられる」など、“伝統の壁”は想像以上に高いものです。
「自分だけショートカットや関数を使って時短!」とやっても、結局最終的には誰かに合わせて手作業を強いられる。なんだかんだで、一番手間が少ないのは、例年通りに地味にやることだったりします。
とはいえ、少しでもラクしたいのが現場パパの本音。
たとえば、
- 毎年の微妙なフォーマット違いにすぐ気づけるよう、過去ファイルは捨てずに取っておく
- 自分だけの「コピペ用テキストファイル」を用意しておく
- 入力欄を目立つ色にして作業ミスを減らす
- 作業中にBGMやお気に入りの飲み物を用意して、少しでも気分を上げる
…など、小さな工夫でも「なんとか自分を守る」技が増えていきます。
本当は、「もっと会社全体がラクできる仕組みを作ってほしい」と思うものの、それを言い出せる雰囲気でもない…。
「どうせなら自分だけでもちょっとラクしよう」と、ささやかな抵抗を続けるのがリアルな現場パパの日常なのかもしれません。
次の章では、そんな地味な作業を少しでも快適にしてくれる“相棒グッズ”を紹介します。
Amazonおすすめアイテム紹介
ここまで、現場のリアルと愚痴ばかり語ってきましたが、最後に「少しでも快適に作業したい」「気分転換したい」というパパ向けに、地味作業のお供になるおすすめグッズを紹介します。
「手書き派」も「デジタル派」も納得のデジタルノート、
キングジム デジタルノート フリーノ FRN10 は、紙のメモ感覚で書き込んだ内容をそのままデータ保存できるので、アイデア出しやちょっとしたメモ整理、申請内容の下書きにもピッタリです。
作業の合間に書き溜めたメモやToDoリストも、デジタル化しておけば探す手間ゼロ。
「Excel原稿用紙」文化のど真ん中でも、こういうガジェットひとつで気分も効率も少しアップしますよ。
まとめ・現場パパの本音
ここまで読んでくださったあなた、本当にお疲れさまです。
「エクセル原稿用紙」や「ライセンス購入表」に毎年苦しめられている現場パパたちのリアルを、少しでも共感していただけたなら嬉しいです。
ITがどれだけ進化しても、「去年のやつを直して提出して」と言われるたびに、地味な手作業の山がやってきます。
セルの結合や罫線、微妙に違うレイアウト、途中で入る追加修正…。作業が終わっても誰にも褒められず、「なんでこんなに時間がかかるんだろう」と自分でもため息が出ること、たくさんありますよね。
でも、この「地味だけど誰かがやらなきゃ進まない」仕事こそが、実は現場を支えているのもまた事実。
目立たないけれど、こうした積み重ねが会社やチームを回している——そう思うと、少しだけ自分の仕事に誇りを持てたりもします。
一方で、やっぱり「もうちょっとラクになりたい」「いつかこの無限ループが終わる日が来てほしい」と思うのも本音。
毎年フォーマットが微妙に変わるたび、「今年こそ変革の波が来るか?」と淡い期待を抱きつつ、現場パパたちは今日もパソコンに向かっています。
この記事を読んだ方は、きっと同じような悩みや不満を持ちながらも、仕事や家庭、家計のやりくりと日々戦っている仲間です。
時には「ちょっとだけ自分を甘やかす」「効率化グッズを取り入れる」「愚痴を吐き出す」——それだけでも心が軽くなること、実感してもらえたら幸いです。
もし「もっとラクになるためのアイデア」や「みんなこうしてるよ!」という裏技があれば、ぜひコメントやSNSでシェアしてください。
そして、これからも現場で頑張るパパたち同士、ちょっとした知恵や本音を共有して、少しでも前向きに働ける現場を作っていきましょう。
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今日もお疲れさまでした!
たまには肩の力を抜いて、ご褒美タイムを忘れずに。
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