「Windows 11をクリーンインストールしたいのに、なぜか勝手にHomeエディションが選ばれてしまう…」
そんな経験、ありませんか?
実はこれ、パソコン初心者だけでなく、僕たち40代のIT系パパでもハマりやすい“落とし穴”なんです。
特に家族のパソコンをセットアップしたり、再インストールしてあげようとしたときに、
「え?Proで使ってたのにHomeになってるじゃん!」と気づくのは、インストールが終わってから。
これ、けっこうショックですよね。
でもご安心を。
今回の記事では、「Windows 11のインストール時に、エディション選択画面を強制的に表示させる方法」を、画像付きでやさしく解説していきます。
ポイントはたった一つ。
インストールUSBの中に「ある小さなファイル」を追加するだけ。
これだけで、Home、Pro、Educationなど、インストール可能なエディションを選択できる画面が出てくるようになります。
作業時間はたったの3分。
難しい知識やツールは一切不要。
この記事を読めば、きっと次からは迷わずProを選べるようになりますよ!
なぜエディション選択画面が出ないのか?
Windows 11のインストール用USBを作成して、さぁクリーンインストール開始!と思ったら…あれ?エディションが選べない。
実はこれ、マイクロソフトの仕様によるものです。
Windowsのインストーラーは、USBメモリに含まれる情報や、起動したパソコンの情報を元に、
「最適なエディションはこれだな」と勝手に判断してしまうんです。
とくに以下のようなケースは注意。
- Windows 11 Homeが入ったノートPCから作成したUSB
- 市販パソコンのOEM版Windowsから作成したUSB
- 再インストール対象のPCに、Homeのライセンス情報が残っている場合
こうなると、自動的にHomeエディションが選ばれた状態でセットアップが進行してしまい、Proを選ぶ余地がありません。
「いやいや、自分はProのライセンス持ってるんだけど!?」
そんなときでも、何も対策しないとHomeでインストールされてしまいます。
ここが厄介なんですよね。
でも逆に言えば、選択画面が出るように“仕向けて”やればいいだけなんです。
その方法が、「ei.cfg」という小さな設定ファイルを使うこと。
次のセクションでは、その作り方と入れる場所を詳しく解説します!
エディション選択を出すための準備
Windows 11のエディション選択画面を出すには、「ei.cfg」という設定ファイルを作成し、インストールUSBの中に入れるだけでOK。
準備に必要なものや、作成手順を以下で詳しく説明します。
必要なもの
- Windows 11のインストールUSB
- テキストエディタ(Windows標準の「メモ帳」でOK)
- 「ei.cfg」ファイルを作るちょっとしたやる気
これだけで十分。難しいソフトや特別なスキルは不要です。
「ei.cfg」ファイルの作成方法
まず、メモ帳を開いて以下の3行をそのままコピー&ペーストしてください。
[EditionID]
[Channel]
Retail
このファイルに名前をつけて保存するのですが、ここで注意点が2つあります。
- ファイル名はei.cfgとする
- .txt拡張子がつかないようにする(←ここ超重要!)
Windowsでは、拡張子が非表示になっている場合があります。
その場合は「表示」→「ファイル名拡張子」にチェックを入れてから保存しましょう。
保存先はとりあえずデスクトップなど、分かりやすい場所でOK。
このファイルを次のステップでUSBメモリ内にコピーします。
「ei.cfg」を入れる場所
先ほど作成した「ei.cfg」ファイルを、Windows 11インストールUSBの中の「sources」フォルダにコピーします。
以下の手順で作業しましょう。
- USBメモリをパソコンに挿す
- エクスプローラーでUSBメモリを開く
- 「sources」というフォルダを探してダブルクリック
- その中に「ei.cfg」ファイルをコピー(ドラッグ&ドロップでOK)
これで準備完了です!
次にこのUSBでインストールを行うと、ちゃんとエディション選択画面が表示されるようになります。
※USB作成後に入れるのがポイントです。
先に入れてしまうとメディア作成ツールが上書きしてしまう場合があります。
インストール時に選べるようになるエディション
「ei.cfg」を入れてインストールを開始すると、以下のようなエディション一覧が表示されます。
- Windows 11 Home
- Windows 11 Pro
- Windows 11 Education
- Windows 11 Enterprise(イメージに含まれていれば)
どのエディションが表示されるかは、USBに使用したISOファイルの内容によります。
ライセンスキーを後で入力する場合は、自分の持っているライセンスに対応したエディションを選んでください。
違うエディションを選んでしまうと、後で認証エラーが出る可能性があります。
画像つきで手順を解説
以下のように、画像を交えて手順をおさらいしておきます。
USB内の「sources」フォルダの位置

ei.cfgファイルの内容(メモ帳で作成)

インストール時のエディション選択画面

これらの画像を参考に、あなたのインストールUSBをパワーアップしてみてくださいね!
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うまくいかないときのチェックポイント
「ei.cfgを入れたのにエディション選択画面が出ない!」という場合は、以下をチェックしてみてください。
- ファイル名が「ei.cfg.txt」になっていないか?
→ 拡張子は必ず「.cfg」にすること。 - USB作成後にei.cfgを入れたか?
→ 作成前に入れてしまうと削除されてしまいます。 - 「sources」フォルダの中に正しく配置したか?
→ 同フォルダ内にないと無効です。 - USBが正しく作成されているか?
→ MediaCreationTool以外の方法でISOを焼いた場合は構成に違いがあることも。
これらの点を確認することで、ほとんどのトラブルは解決します。
実際に使った感想と注意点
僕自身も、最初はHomeしか表示されず「え、Proってどうやって入れるの?」と戸惑ったことがあります。
この「ei.cfg」テクニックを知ってからは、家族用PCや会社のPCにも柔軟にインストールできるようになり、すごく便利に感じています。
ただし、1つだけ重要な注意点があります。
インストール時にProを選んだからといって、Home用のプロダクトキーでは認証できません。
あくまでも自分の持っているライセンスに合ったエディションを選んでください。
とはいえ、作業自体は3分で終わる超簡単な裏ワザ。
Windowsの再インストールが少しだけ楽しくなりますよ!
まとめ:Windows 11のインストール、もっと自由に。
今回は、Windows 11のインストール時にエディション選択画面を強制的に表示させる方法をご紹介しました。
ポイントはとてもシンプル。
- 「ei.cfg」という小さな設定ファイルを作成する
- インストールUSBの「sources」フォルダに入れるだけ
これだけで、HomeやPro、Educationなどの選択肢が表示されるようになります。
特に40代でITに興味があるパパ世代の方なら、「子どもや家族のPCを再インストールしたい」「中古PCをProで使いたい」など、色んな場面で役立つテクニックです。
この方法を覚えておけば、PCを買い替えたり、譲渡用にクリーンインストールするたびに、迷うことなく希望のエディションを選べます。
地味な裏技ですが、一度使うと手放せなくなる便利さ。無料でできるのも嬉しいですよね。
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